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アイランドキッチンを製作しました。

換気フードや食器棚もすべてオリジナル製作し、奥様の希望を形にしました。

アイランドキッチンで特に気ることは、煙の処理です。抜くだけではなく、外部の空気を取り入れながら排気することが必要です。

さらに換気扇からこぼれた煙をどう処理するかも検討しなければなりません。天井の形も大切なポイントです。こぼれた煙を抱え込むようにし、更にそこからサブの換気扇で排気してあげるという、二重の対策を施しています。

ハードなキッチンワークに耐えられるよう、厚手のステンレスで一体成型としました。
食堂です。

小さな専用庭を設けました。
コンクリートの壁によって囲まれた空間はなぜか安心感があります。

誰の視線も気にせずに家族だけで食卓を囲む気持ちのよさを、この空間は持っています。

この気持ちのよさは、プライベートな外部空間を視覚的に室内と一体化したことによるものです。

子供部屋です。ロフトを設けています。

子供たちは動物の巣のような場所が結構好きです。

小さな頃、わざわざ押入れの中で寝たりしたかった覚えはありませんか?子供部屋はそんな子供たちの創造を広げる場であって欲しいと思っています。

真ん中の梁下に建具の壁が取り外し可能でつくように設計してあります。
子供たちが小さいうちは広いワンルームで共同で寝起きするスタイルです。

壁は米松合板、床は厚さ3センチの杉の無垢板。
天井は下地用の構造用合板。
二階子供部屋よりコートを望みます。

コートハウス的な中庭のしつらえは、いかに日陰を作ってあげるかが気持ちよさのポイントです。日陰のないコートでは休息ができませんネ。
ホールです。

夕暮れの一瞬を空間に呼び込みました。
僕の設計では白熱球で照明計画をすることがほとんどです。

蛍光灯では見ることのできない柔らかな光で、人のこころや体が癒されるのではないかと考えています。

白熱球の下ではみんなが仲良くなります。

キッチンの棚をちょっと工夫してみました。                                                                      
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奥様のたっての希望で、デザイン的に優れたものがない日本の電化製品(電子レンジやオーブントースターなど)を
使うときだけ引き出せるように工夫した、食器棚です。
1・扉を開いて、棚板を引き出します。2・扉はスライドして上部に収納されます。
細かな、痒いところに手の届く設計ですが、結構楽しんでデザインしました。
女性ならではの感性に、僕なりに刺激を受けました。
これも木製の外部サッシと同様、金物探しでだいぶ時間をかけました。

                

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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